嘔吐

嘔吐恐怖症の症例と2つの処方薬!吐く不安で食べられない時の対処法

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嘔吐恐怖症の症例と2つの処方薬!吐く不安で食べられない時の対処法

嘔吐恐怖症の潜在患者数はうつ病などの精神疾患患者の2~3割以上になるとの統計がありながら、嘔吐恐怖症は「病気ではなく症状の1つである」との見解が一般的です。

起因する病気についても、心療内科と精神科の専門医たちの中で意見が分かれていて、「パニック障害」の症状の1つと考える医師と、「身体表現性障害(心身症)」の症状の1つと考える医師など、正確な心の病すら特定できていない症状と言われます。

しかし、嘔吐恐怖症はその病名から勘違いされやすいですが、「嘔吐を恐怖する症状」ではなく「何かの恐怖から食事などを嘔吐しそうになる症状」を指すのです。

つまり、この症状に悩まされる人というのは「人並みの食事が正常に食べるのが困難な状態」であり、人間に必要最低限とされる「衣」「食」「住」のうちの「食」が欠落した深刻な事態と言えるでしょう。

そこで今回は、嘔吐恐怖症の症例と2つの処方薬や対処法についてご紹介します。

 

嘔吐恐怖症の体験談から見た3つの症例とは?

嘔吐恐怖症の症例と2つの処方薬!吐く不安で食べられない時の対処法

嘔吐恐怖症の潜在患者の大半の人に該当するのが、発症前に「食欲不振」になる傾向が強く、それが徐々に悪化して「嘔吐恐怖症」に発展するようです。

食欲不振になる条件はさまざまなようで、ここでいくつかケースをご紹介しましょう。

①人前で食事をしようとすると吐き気がする

(緊張からの食事拒否。クラスメイト程度の人から家族まで該当する人も)

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②特定の食品を食べようとすると吐き気がする

(代表例は米。体験談によると刻んだ消しゴムを食べている気分になるそうです)

③物質を飲み込むという行為の拒絶

(薬が飲めない状態が発展して、固形物が全て飲み込めなくなるようです)

上記の3つのケースから見てもお分かりいただけるように、一概に「嘔吐恐怖症」と言っても症状(原因と理由)が全く違う事がわかると思います。

その為、ひとくくりに病気として研究する事が困難なため、究明がなかなか進まず、症例によってそれぞれ似た精神的疾患の症状の1つとして振り分けられているのが現実です。

 

嘔吐恐怖症は「食べたら吐くかも」という不安から拒食症のような症状が出る

嘔吐恐怖症の症例と2つの処方薬!吐く不安で食べられない時の対処法

嘔吐恐怖症の潜在患者は理由や原因が異なる為、「拒食症ではない」とされていますが、共通する症状はまさに「拒食症」と同様です。

「とにかく1日3回の食事が辛い(困難)」という点が共通点と言えます。

逆に「拒食症」の人と唯一違う点としては「嘔吐恐怖症」の人は、どれだけ辛くても困難でも無理をすれば食べられる、という事実です。

「嘔吐恐怖症」と症状に「嘔吐」がついていますが、これは強い吐き気を伴うためについた名称であり、実際には患者の大半が無理やり食事をしても「吐かない」のです。

あくまで「吐き気」があって辛くて辛くて多大なストレスを受けますが、食べる事は可能なので医療現場で軽視されてしまいます。

胃腸も糞便も正常ですし、実際に嘔吐もしませんが、潜在患者の苦痛が世間に理解されないという意味では最も不遇な症状とも言えるでしょう。

 

嘔吐恐怖症への効果が期待される2つの薬と対処法とは?

嘔吐恐怖症の症例と2つの処方薬!吐く不安で食べられない時の対処法

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現在、直接的な解決策は医療現場では模索段階であり、「パニック障害」や「身体表現性障害(心身症)」の治療の一環として、「ついでに治す症状」に含まれています。

そのため、直接的に効果のある薬の処方はせずに、それぞれの精神科などの専門医が、適切であるとされる薬を問診から探り出し、原因の一因になっているメンタル的な疾患のケアを行うことで症状を軽減するのが対処方法です。

①パニック障害による嘔吐恐怖症には「抗不安薬」が処方される

(精神を落ち着けて緊張状態を緩和して食事させる)

②身体表現性障害(心身症)には「抗うつ薬」が処方される

(精神を向上させ、少しでも食欲を増やし食事させる)

上記のような対応が潜在患者たちが実際に受けている治療であり、「嘔吐恐怖症」自体に絶対的に効果を持つ薬の処方はまだありません。

ただ、上記の処方で現実問題として「食事をする苦痛」は確実に緩和されている、との医学レポートもあり、効果が無いわけではないため深刻に悩み過ぎるとかえって悪化します。

 

嘔吐恐怖症はしっかりケアするために専門医に頼ろう

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やはり「嘔吐恐怖症」も精神的な病であり、身体的な反応と反射による症状の他に、気持ちの問題と言える原因も含まれている為、きちんとかかりつけの専門医を信頼して問診を受け指示に従うことで、身体的・精神的に食事を少しでも受けつけるコンディションを、自分で作ることが大切でしょう。

セルフケアとして「食べたい物を食べる」「食べられる時に食べる」から始めるのが、食事を「苦痛」から「楽しみ」へと改善する最も重要な一歩だそうですよ。


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