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嘔吐下痢症「ノロウィルス」の特徴とは?嘔吐や下痢の正しい対処法

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嘔吐下痢症「ノロウィルス」の特徴とは?嘔吐や下痢の正しい対処法

食中毒の中でも毎年冬場になると必ず感染流行する「ノロウィルス」という、ウィルス性食中毒の嘔吐下痢症。

症状が表れるのは年齢性別関係なく子供から大人まで発病し、一度感染流行が始まるとその症状の酷さと感染力から人的被害は相当なものになります。

食中毒やウィルス性感染症に詳しい、医師のレポートから抜粋して、今回は、嘔吐下痢症「ノロウィルス」の特徴と正しい対処法についてご紹介していきます。

 

ノロウイルスが冬に感染しやすい理由とは?

嘔吐下痢症「ノロウィルス」の特徴とは?嘔吐や下痢の正しい対処法

ノロウィルスの起源は昭和43年までさかのぼり、最初の発症はアメリカのオハイオ州ノーウォークという田舎町の成人男性が、急性胃腸炎の患者として救急救命を受けた時に、糞便からウィルスが発見されました。

ノロウィルスは感染性の細菌で空気や間接・直接感染力が非常に強いだけでなく、貝類や主に二枚貝のカキなどが感染していた場合は口腔摂取することで100%感染します。

しかも厄介な事に、ノロウィルスの危険性を上げている要因の1つに、非常に強い熱への耐性が挙げられるでしょう。

そのため85度~90度以上の高熱で長い時間加熱し続けないと死滅しないので、お鍋などで煮ただけではノロウィルスは加熱が充分とは言えず存在し感染します。

その後、ノロウィルスは腸や小腸といった消化器官で一気に増殖・拡大し、細菌とは違い免疫力によるダメージがあまり有効ではないため、感染すると発症率は90%を超える強さがあるのです。

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空気が乾燥していたほうがより広い範囲で空気感染してしまうため、1年中リスクのあるノロウィルスですが、乾燥する冬場に、学校や会社や病院などで爆発的に感染流行する危険なウィルスと言えます。

 

ノロウィルスに感染すると表れる主な4つの症状とは?

嘔吐下痢症「ノロウィルス」の特徴とは?嘔吐や下痢の正しい対処法

前述したとおり非常に危険なノロウィルスに感染し発症した際に、表れる主な4つの症状を挙げてみましょう。

①慢性的な下痢になる

(完全に水っぽい下痢になり、胃酸や腸液が混じる事もあり用を足した後に痛みが出ることもあります)

②吐き気や嘔吐が酷くなる

(胃腸がからっぽでも吐き気が止まらず、胃酸を吐き続ける事になり逆流性胃炎の原因になります)

③腹痛がおこる

(へその周辺から下腹部にかけて、激痛と鈍痛が交互に慢性的に表れます。重症化すると耐えられない激痛になります)

④微熱がでる

(発熱はそれほど高熱にはなりませんが、めまいや強い頭痛を伴う場合があり、重症化すると歩行が困難になります)

上記のような酷い症状が表れやすく、何もしなくてもかなり早い段階で重症化してしまうという、免疫力が効きにくく自然治癒より感染拡大が早いため、厄介で症状が辛くなりやすいのが特徴です。

下痢や嘔吐などの症状は発症から早い人で3日、長いと1~2週間は続いてしまい、その間はトイレから出られないほどの下痢になる人や、飲料水を摂取することすら困難なほどに、嘔吐や吐き気が止まらない人など、体力と体質によっては非常に危険な症状が出ると言われます。

発熱自体は免疫効果が低い事から37度~38度以下の微熱が続き、頭痛とめまいの方が深刻なケースが多いですが、人によっては過剰な免疫反応が出て、短期的に39度前後の高熱を出すケースも確認されているそうです。

 

ノロウィルスは体力の低下を防ぐことが大切

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ノロウィルスによる危険性は、発病中の体力の低下が一番のリスクと言えます。

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大人が発症した場合は体力がありますので、著しく衰弱する前に回復に向かう傾向にありますが、子供が発症した場合は特に注意が必要です。

ノロウィルスは免疫力より体力勝負であり、体力が切れる前に改善されるのがベストですが、ダイエット中で体力が低下している人や、季節の変わり目で風邪をひいたばかりの病み上がりの人、そしてもともとの体力が少ない子供は、発症時に体力が足りない状態と言えます。

ノロウィルスは大体1週間以内に完治する短期集中型の胃腸炎食中毒なので、1週間どんどん減少する体力がからっぽにならないように、適切な体力回復の治療と、体力減少をおさえる処置が必要になるのです。

そのためにも、最後にノロウィルス感染発症時にできるセルフケアについて、次の項目で解説しましょう。

 

ノロウィルスに感染した場合のオススメの飲み物・食べ物は?

嘔吐下痢症「ノロウィルス」の特徴とは?嘔吐や下痢の正しい対処法

ノロウィルスに感染発症したら、下痢嘔吐症の中でも最も酷い症状が現れ、回復に向かう約1週間の間は減り続ける体力との勝負と言えます。

体力を回復するには栄養や水分を取るのが一番ですが、ノロウィルスの下痢と嘔吐は摂取したものの大半を体外に排出してしまうので、吸収効果の高い飲食品である必要があり、選択肢は多くありません。

①電解質を含有したスポーツドリンクを飲むと効果的

(最も吸収されるのが早い水分補給源です)

②常温保存したカロリーを有したゼリー食を食べると効果的

(定価200円前後のカロリーと、栄養素の豊富なものにしましょう)

上記の2つを定期的に「症状が落ち着いた時」や「飲めそうな時」のタイミングを見て、確実に少しでも多く摂取する事が大切です。

その上で、なるべくトイレにいる時間を減らして身体を楽にして、体力の減少を抑えて少しでも回復させましょう。

 

嘔吐と下痢がいつまでも続いたらすぐに病院へ

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嘔吐下痢がいつまでもひどく、歩ける体力ギリギリだと感じ、トイレへ向かうのが若干困難になった時点で、セルフケアの限界のシグナルです。

その場合は即時病院へ、自力でいけない場合は119番通報してでも、医療機関へ行き、ブドウ糖由来の点滴による体力回復と専門医の診察を受けて下さいね。


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