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拒食症の食事療法5つの「ルール」とポイントとは?拒食症の回復法

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拒食症の食事療法5つの「ルール」とポイントとは?拒食症の回復法

拒食症の人が食事を徐々に取り回復するのは、第一には気持ちの問題がハードルになります。

そのハードルを紐解くには、「回復と過食」をしっかりと区別しなければいけません。

徐々に食事を増やすのは「過食になる心配」さえなければ難しい話ではないのです。

拒食症は恐ろしい合併症のリスクを伴う心の病気ですが、心の病気なので本人次第で治すのは簡単なんです。

今回は、拒食症の食事療法5つの「ルール」とポイントについてご紹介していきます。

 

拒食症の食事療法は「過食への不安」を解消する食事の「ルール」を設ける

拒食症の食事療法5つの「ルール」とポイントとは?拒食症の回復法

拒食症を回復・改善させる食事療法は「安心感」があって始めて成立します。

一番手軽に患者に安心感を与えるのは、治療の食事に一定のルールを作って「それを守れば過食ではありません」と、しっかり決まりごとを設けることです。

それを理解した患者さんは、ルールの範囲内の食事は食べられるようになる人が多く、一度でも安心感を持って食事が出来れば、拒食症の回復期と呼ばれる周期にはいり、大体数ヶ月から長くても半年以内にはほぼ完治します。

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拒食症の根源にあるのは「食事への恐怖」なので、「安心感のある食事」さえ用意できれば、たとえ通院や入院をしなくても自分でセルフケアをして改善できますよ。

 

拒食症の食事療法の「ルール」5つとはどのようなもの?

拒食症の食事療法5つの「ルール」とポイントとは?拒食症の回復法

拒食症の人が求めるのは「その食事を食べても大丈夫な根拠」ですので、栄養学の知識を多少かじると自宅でも治療が可能です。

一例としてルールをあげてみますね。

  1. 食事は1日3回のみにして、1回のご飯は秤を使って100gにする
  2. 食事はあらかじめ食べるご飯とおかずを1つのプレートにして、出された物だけ食べる(おかわりしない)
  3. 糖分や甘い物は、太りにくく健康に良い「蜂蜜」「黒糖」などを使用する
  4. おやつは未加工かつ無添加の生のフルーツにする(柑橘類が食べやすくておすすめです)
  5. 薄めのお味噌汁やスープを食事の1品に加えるようにする

上記の5つのルールを守った食事を、きちんと栄養バランスを考えて説明し理解させながら食べさせましょう。

最初の2週間は1日の摂取カロリーが1000キロカロリーを超えるように、次の2週間は1日の摂取カロリーが1500キロカロリーを超えるように、その後は100キロかロリー前後を徐々に増やし、最終的には1800~2000キロカロリーになるようにします。

1日に食べる食事の摂取カロリーが1500キロカロリーを超えて数日経過して、体調が安定してきたら散歩やウォーキングを30分ほどさせて、徐々に身体本来の消費カロリーや新陳代謝、筋肉量や骨密度も回復させましょう。

平気で一部でも甘い物が食べられるようになったら、運動量を増やしても体調は崩れにくくなります。

 

回復期の運動で低血糖にならないような工夫が大切

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拒食症の回復期の運動できる段階では、身体のエネルギーは軽運動に耐えられるだけ回復していますが、注意点が血液中の糖分濃度です。

回復期でも積極的に甘い物を食べられる人は少数なために、どうしても血糖値が低くて、運動した結果として低血糖を起こして倒れてしまう危険性があります。

低血糖で倒れるのは比較的よくある症状ですが、転倒自体にも頭部を強打する危険性がありますし、低血糖を引き起こした際に、脳みその血中糖度が低過ぎると意識の混濁を起こすのです。

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低血糖を予防しつつ運動を実践する方法は、運動前にティータイムをもうけることをオススメします。

ティータイムは可能ならばフルーツをお茶菓子に加えて、お茶は温かい紅茶かコーヒーやミルクに蜂蜜を加えたものが最適です。

お茶に入れる蜂蜜はコップ一杯に対して大さじ1~1杯半程度で、わずかに甘みを感じる程度で充分ですし、それに拒否反応が出る場合は運動の30分前に蜂蜜由来(蜂蜜100%がオススメ)の、キャンディーを舐めさせましょう。

この予防方法を行うと一時的に血糖値が標準の成人男性程度になりますので、30分程度のウォーキングで低血糖で倒れる可能性をほぼ0%にすることができますよ。

 

拒食症の人の食事療法は元の体重より多くなる程度を目安にする

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拒食症の人の回復具合は体重だけで判断してはいけません。

拒食症になって問題なのは「筋肉量」「骨密度」「栄養・滋養不足」が大多数を占めるのです。

筋肉や骨は本来は脂肪より重いので、やや体重が元より多くなる程度を目安にした方が良いでしょう。

基準としては、『身長-100=比較的健康な体重』という計算でいいです。

身長155cmの女性なら、体重が55kg前後で少し以前より多い程度でも、日々有酸素運動で筋肉量が回復していくので、いわゆる「リバウンド」を起こしたような外見にはなりません。

拒食症の患者には余り自分の体重を伝えずに、なるべく姿鏡を使って外見が健康的に回復しているという形で、治療の経過を説明した方が、余計な心労を与えずに済むのでオススメと言えます。

 

拒食症の人は安心できるルールがあれば改善できる

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拒食症の人は、自分が過食しすぎてしまうのではないか…物凄く太っているのではないか、と思っていつも心配しているのです。

その為に満足な食事もできないでいるですから、ここまで食べても太らないのだというルールが決まっていれば、案外あっさり食べられるようになるものです。

食べるものにも気をつけながら、ゆっくりでもいいので少しずつ食事の量を増やして、拒食症を治していきましょうね。


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